大衆社会心理学ガイド

恐ろしい社会的偏見

恐ろしい社会的偏見

社会的な現象についての個人の態度、つまり社会的態度は、
個人が受容する情報や経験によって徐々に形成されていくものです。

 

ですが、受容する情報や経験によっては、
変化を余儀なくされ、よじられていくことも少なくありません。

 

たとえば、「先入態度」や「紋切型(ステレオタイプ)」、「偏見」というものが
よじられた考え方です。

 

・先入態度

 

先入態度とは、先入観のことです。

 

人のうわさや人から聞いたことなどによって形成された社会的態度のことです。

 

・紋切型

 

紋切型とは、先入態度によって形成されたイメージのことです。

 

たとえば、ナースのイメージは「白」、
ユーモアやジャス、強大な軍事力がイメージするものは
「アメリカ人」というような感じです。

 

・偏見

 

偏見は強くゆがんだものです。

 

先入態度や紋切型は、どちらかというと単純な社会的な態度です。

 

アメリカのG.W.オルポートという心理学者は、
「偏見とは実際の経験より以前に、
或いは実際の経験に基づかないで、
ある人物とか事物に対して持つ好きとか嫌いとかいう
感情のことである。」と定義しています。

 

つまり、偏見という社会的態度は、
それを持っている人にとってはひとつの信念です。
そして、それなりの倫理的、道徳的な根拠を持つものであるといえます。

 

偏見は、一般に子ども時代につくられた先入態度や紋切型が
強化され起きるといわれています。

 

世界的にみてみると、「ユダヤ人に対する偏見」と「黒人に対する偏見」の
2つの偏見があります。

 

・ユダヤ人に対する偏見

 

ユダヤ人に対する偏見とは、欲張りで頭がよく、
ずるく、何でも支配したがるという偏見です。

 

・黒人に対する偏見

 

黒人に対する偏見とは、不道徳で賭博好き、暴力好き、高い出産率で驚異的という偏見です。

 

このような人種的偏見の根は深いです。


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