大衆社会心理学ガイド

大衆社会心理学ガイド

大衆社会心理学とは

大衆社会心理学とは、要するに「社会心理学」のことです。

 

近年の社会心理学をみていると、
大衆現象を取り扱うことが少なくなり、
焦点となっているのは対人関係の問題になっています。

 

現代社会は、人口の増加と過密化、民主主義の発達、
マスメディアの発展などの特徴があります。

 

以前は、集合体である「大衆」は、
一定の場所に集合することができないほど、
とても膨大で、漠然とした集合体のことを示していました。

 

そして、新聞やラジオなどによって結びついていました。

 

しかし、現在はテレビ、或いはインターネットというようなものに、
リアルタイムに結びついています。

 

また、「大衆」という言葉には、本来、善悪の価値付けは含まれていません。
ですが、「大衆」と「公衆」を比較すると、
「大衆」は「公衆」よりも無知で不道徳であり、
破壊的で騒乱的なイメージがあります。

 

なぜなら、大衆には、「大衆運動」や「大衆的集中」を
引き起こすことがあるからでしょう。

 

大衆とは

 

社会を占める大多数、大勢を占めるとされる人びと。

 

公衆とは

 

共通の関係で結ばれている、共通の識見を持っている、
公共的なものに関心を持つ組織化されていない集団のこと。

 

大衆運動とは

 

地域的に散在している大衆が、
一定の政治的、経済的、文化的、社会的な目的の実現のために、
行う大運動のこと。

 

大衆運動には、大衆的興奮によって始まる反体制的なもの、
現体制を補強する擁護的なものがあります。

 

大衆的集中とは

 

大衆的集中とは、テレビによる宣伝や広告のことです。

 

1938年10月30日にアメリカで起こった「宇宙戦争」が、
歴史に残る大衆的集中事件です。

 

これは、ラジオの放送により、
本当に火星人が侵攻してきたと思い込み、
各地で市民の臨戦体制がしかれたものです。


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